名古屋で大雨、地下鉄栄駅が一時浸水 泥の撤去作業続く

 名古屋市は17日、未明の大雨の影響で市営地下鉄栄駅(中区栄3丁目)の一部が一時浸水したと発表した。午前11時現在で水はかき出したものの、流れ込んだ泥の撤去作業などを続けており、北改札口を閉鎖するなどの影響が出ている。

 市によると、栄駅の地下1階の低い部分にある北改札口周辺が午前3時40分ごろに約10センチ浸水した。近くにある栄サービスセンターも端末への電源供給ができなくなり、住民票の交付業務などを停止している。

 また、栄駅と伏見駅(中区錦2丁目)で地上にある出入り口のシャッターが変形して故障し、両駅の一部の出入り口を閉鎖。エスカレーターやエレベーターも点検のため一部の運転を停止した。

 名古屋交通開発機構によると、栄駅の北改札口周辺にある「森の地下街」で計13店舗が浸水の被害にあった。午後1時半ごろ、地下街の各店舗が店内の物品を外に出して清掃作業に追われていた。鍼灸(しんきゅう)院の店長は「こんな所まで水が入るなんて。今日1日は営業は難しいでしょうね」と話した。

 名古屋地方気象台によると、名古屋市内では午前4時までの1時間に80ミリ相当の雨が降ったとみられる。

 JR東海によると、東海道線も17日未明に1時間の雨量の合計が50ミリに達し、豊橋―蒲郡駅間の上下線で運転を見合わせ。午前6時8分に運転再開したが、約3600人に影響が出た。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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