名古屋市は15日、新たに同市在住の60代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。14日に市内で感染が確認された60代男性の妻で、市が健康状態を調べていた。発熱や頭痛の症状が出たが、軽症とみられる。
市によると、2人は1月28日に米ハワイに渡航。男性は2月3日に風邪のような症状が出た。帰国翌日の8日に39度の熱が出て、同日に市内の医療機関を受診。自宅静養していたが、再診した10日に軽度の肺炎と診断された。その後も自宅静養を続けていたが、13日に症状が悪化し、救急車で市内の別の医療機関に運ばれ、入院。14日に陽性と確認された。
女性は13日に夫の救急搬送に付き添い、夜間に微熱や頭痛があったという。14日に37・6度の熱が出たため市内の医療機関を受診。15日に市衛生研究所の検査で新型コロナウイルスの陽性と判定され、別の病院に入院した。2人は発症の2週間以内に、湖北省を含む中国への渡航歴がない。
名鉄空港線に乗車
名古屋市は15日、米ハワイから帰国後に新型コロナウイルス感染が確認された同市の60代夫婦が7日に帰宅する際、名古屋鉄道を利用していたと発表した。移動経路を明らかにした理由について、市は「同乗した乗客を特定できないので公表した」などと説明している。
市によると、夫婦は1月28日に米ハワイに渡航。2月3日に夫に風邪のような症状が出て、7日に夫婦で中部空港(愛知県常滑市)に到着。「中部国際空港駅」から午後8時7分発の名鉄空港線の特急「ミュースカイ」の2号車に乗車。名古屋市内の名鉄線で下車し、徒歩で帰宅した。
市は14日、夫の男性がウイル…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル