名古屋・栄の新ランドマーク、4月23日開業 名駅にらみ集客に期待

良永うめか

 名古屋・栄の新たなランドマークとなる「中日ビル」を4月23日に全面開業すると、中日新聞社と子会社の中部日本ビルディング(中日ビル)が発表した。米国発のコーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」など、名古屋初出店を含む計93のテナントも明らかになった。

 ビルは高さ約158メートルで、名古屋テレビ塔(180メートル)に迫る。地下5階、地上33階で、地下1階から地上3階の「商業エリア」を中心に、アウトドアショップの「モンベル名古屋栄店」のほか、雑貨店などが入居する予定だ。

 入居テナントのうち、入場料のある書店で知られる「文喫(ぶんきつ)」やスポーツシューズなどのアパレルブランド「HOKA」など31店舗が名古屋初出店となる。

 地下1階は地下鉄栄駅と直結し、地元の生産者が直接納品した手作り弁当や総菜などが並ぶ「わくわく広場」やドラッグストアなどが入る。高層部の24階から32階に高級ホテル「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋」が入る。約250室を備え、ビルの全面開業に先駆けて2月20日に営業を開始する。

 ほかに多目的ホールや会議室、医療施設なども入り、一部は3月下旬から順次開業する。

 栄では近年、再開発が相次いでいる。JRセントラルタワーズなど、大型商業施設が立ち並ぶ名古屋駅前地区が集客力を高めている中で、人の流れを栄にどう取り込むかが課題となっている。中日ビルの担当者は「栄がにぎやかになる先駆けとなれば」と話した。(良永うめか)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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