経済インサイド
「名古屋めし」を代表する手羽先のから揚げ。その元祖は、居酒屋チェーン「風来坊」といわれ、「世界の山ちゃん」もまねをしてメニューに採り入れた。甘辛いタレが特徴の風来坊に対し、コショウがきいてスパイシーな山ちゃん。名古屋では、「風来坊派」と「山ちゃん派」で人気を二分してきた。だが最近、風来坊の閉店が相次いでいる。何が起きているのか。
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1号店はいま
看板の店名は消され、テナント募集のポスターが貼られていた。壁に設置された大きな排気口は、少しさびついていた。
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名古屋駅から20分の住宅街にあるこのビルの1階に、風来坊の1号店「比々野(ひびの)店」(名古屋市熱田区)が入っていた。創業者の大坪健庫(けんこ)さん(90)が1963(昭和38)年に店を開いた。大坪さんの後を継いだ店主も高齢となり、その後継ぎが見つからず、昨年5月に店を閉めた。今も空き店舗のままで、発祥の地といえる面影はまったく残っていない。
風来坊は、鶏料理専門の居酒屋…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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