藤牧幸一
名古屋市東区の県道交差点で6日夕にあった車5台が絡む事故で、最初に乗用車と衝突したトラックが走っていたのは、道路の最も中央寄りにある「基幹バスレーン」だった。これまでも事故が多発しており、警察は注意を呼びかけている。
東署によると、事故は東区徳川町の山口町交差点で午後6時ごろに発生。バスレーンのトラックと、右折車線の乗用車が衝突。横転したトラックは反対車線の車3台を巻き込み、男女7人がけがを負った。
道路中央部を走るバスレーンがあるのは、全国でも名古屋市だけ。バスレーンがあることで、右折車は両隣を直線車に挟まれながら右折を待つ形になる。平日は午前7~9時と午後5~7時はバス専用になる。
一般的な道路と比べて走行ルールが複雑で、慣れないドライバーが運転を誤る危険性がこれまでも指摘されてきた。一般車両が誤って対向車線のバスレーンに進入、逆走して事故につながった例もある。署の担当者は「信号を守り、スピードを出しすぎないなど、基本的な点に特に注意して走行してほしい」と呼びかけている。(藤牧幸一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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