名古屋市天白区の名城大学天白キャンパスで1月、男性准教授が首などを刺された事件で、殺人未遂などの罪に問われている同大の元大学生、野原康佑被告(22)=同区=の裁判員裁判の初公判が19日、名古屋地裁(山田耕司裁判長)で始まった。野原被告は「殺害する気はなかった」と述べ、起訴内容を一部否認。弁護側は殺人未遂罪について、傷害罪が適用されるべきだと主張した。
起訴状によると、野原被告は大学3年生だった1月10日夕、学内の研究室で准教授の首をはさみで複数回突き刺し、殺害しようとしたなどとされる。
検察や弁護側の冒頭陳述によると、野原被告は事件当時、准教授の研究室に所属。准教授とは、リポートや指導をめぐりトラブルがあったという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル