奥平真也
移転、新築されることになっている鳥取県北栄町の「青山剛昌ふるさと館」(同町由良宿)について、同館再整備検討会(11人、会長=蓑豊兵庫県立美術館名誉館長)は16日、新たな施設は2027年のオープンを目指すことを決めた。同館は、人気漫画「名探偵コナン」の作者で同町出身の漫画家青山剛昌さん(59)の原画や資料を展示している。
現在の施設は07年にオープンしたが、手狭で、エレベーターがないなどバリアフリーに問題があることなどから、約700メートル南方の「出会いの広場」に移転新築する方針が22年策定の基本構想で示されていた。
この日の検討会では、より具体的な基本計画案を了承。計画案では、現在の3倍以上となる延べ床面積3千平方メートル程度の施設を建設。原画などの保存に適した温湿度や照度の管理ができる設備を整え、カフェ・レストランも併設することとしている。
工事費は約28億1千万円を想定し、県や国の補助も求めていくという。運営は現状通り「町直営」を基本とするが、指定管理者方式についても検討するという。(奥平真也)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment