名鉄百貨店(名古屋市)が、愛知県一宮市にある一宮店について、来年にも閉店する方向で検討していることが分かった。複数の関係者が明らかにした。一宮店は2000年11月に開業し、長年親しまれてきたが、最近は業績不振が続いていた。閉店後は改装し、新たな商業施設とする案などが検討されている。
「一宮名鉄百貨店」が前身。名古屋鉄道が名鉄一宮駅に新たなビルを建設し、「名鉄百貨店一宮店」として営業してきた。売り場面積は約1万7500平方メートルで、地下1階~地上7階に、食品売り場のほか、衣類や家庭用品など、約120店舗がある。
一宮市の玄関口に位置し、多くの市民に利用されてきたが、ネット通販の伸長など百貨店業界を取り巻く経営環境が悪化。一宮から商業施設が集まる名古屋駅に出やすいことや、隣接するJR尾張一宮駅で、JR東海の子会社が運営する商業施設「アスティ一宮」が昨年改装するなど、厳しい競争にさらされてきた。
また、コロナ禍による巣ごも…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment