認知症の人と介護者を交互に演じるワークショップ(WS)を、俳優で介護福祉士の男性が全国各地で開いています。認知症の人の気持ちや、その言動を受け入れるコミュニケーションを疑似体験することで互いのストレスを減らし、よりよい介護につなげてもらうのが狙いです。
10日午後、香川県丸亀市で開かれたWS「演じて看(み)る!?」。老いや認知症をテーマにした劇団「OiBokkeShi(オイボッケシ)」を主宰する菅原直樹さん(36)=岡山県奈義町=の指示のもと、約40人の参加者が2人1組で認知症の人と介護者のやりとりを演じた。
まず、介護者が「ご飯の時間ですよ」と声をかける。認知症の人は「お姫様になりたい」などと見当違いのことを言い、介護者は「いいですね。では王子様を連れてきましょう」といった肯定の言葉を返していく。
菅原さんによると、認知症は時…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment