「季節感あってええな、菜の花。彩りあるし喜んでくれるかいな」
能登半島地震で断水が続く和倉温泉郷(石川県七尾市)の集会所。30人が身を寄せていた自主避難先で1月30日、このまちの料理人たちが、夕食の仕込みをしながら談笑していた。
菜の花のおひたしに、野菜や里芋が入った豚汁……。避難所に甘い香りが漂い、湯気が上がる。
「栄養がとれて、体が温まる。気持ちが和みます」。避難生活を送る清水歌子さん(72)は、豚汁を口にしてほっとした様子を見せた。
集会所には全国から寄せられた支援物資のパンや即席麺、お菓子が並ぶ。ただ、清水さんは「やっぱり毎日同じだと偏ってね。炊き出しに感謝です」。
すし職人に中華料理人、指圧師らが次々と
この集会所と近くの小学校で…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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