和歌山の用地、グーグル関連企業に売却へ 街構想が頓挫していた高台

 和歌山県の企業用地の一部が、米グーグルの関連企業に売却される見通しとなった。

 長年にわたり売れていなかった土地で、県の担当者は「話が来たときは驚いた」と話す。

 企業用地は、和歌山市加太にある「コスモパーク加太」。売却の対象となっているのは、県が県土地開発公社から借り受けている約109ヘクタールのうちの3区画分計37・6ヘクタールだ。阪神甲子園球場の約10個分の広さになる。

 県地域プロジェクト対策室によると、グーグル関連企業で、データセンターの保有やサービス提供を手がける「Asa合同会社」(東京都港区)が用地取得に意欲を示し、県や公社などが話し合いを進めていた。

 売却額は、59億4千万円になるという。12月の県議会には用地を売却する関連議案が提出されている。

 コスモパークは、関西空港建設のために土砂を削り取った跡地だ。

 当初は、県土地開発公社が造成した土地に高層マンションなどが立ち並び、新しい街ができるはずだった。

当初の負債は438億円

 しかし、バブル崩壊のあおり…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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