日本ミシュランタイヤは19日、飲食店などを星の数で評価する「ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022」を発表した。
総掲載数は500店、最高ランクの三つ星に新規はなく京都6店、大阪3店だった。二つ星は京都が19店、大阪が11店で、大阪市北区の天ぷら店「ぬま田」は初めての二つ星の仲間入りをした。手頃な価格で満足を得られる店への評価に、動物性の材料を使わない京都市中京区のラーメン店「Vegan Ramen UZU」が加わるなど、時代も反映している。
昨年に続くコロナ禍でのガイドの発表となった。須藤元代表取締役社長はオンラインによる会見で「営業時間の変更などで調査員の日程調整は要したが、店に足を運んで必要な評価を終えることができた」。厳しい状況下においても飲食店がたゆまぬ努力を続けていることへの敬意とエールをガイドには込めたという。
ガイドは毎年更新する東京や京都・大阪版とは別に、地方都市の評価にも取り組むが、今回は和歌山が対象となった。掲載店舗は85店で最高は二つ星の2店。そのひとつ岩出市の「ヴィラ アイーダ」は、隣接する菜園で育てた季節の野菜を使うことでも知られる。レストランでの持続可能な取り組みに対する指標「グリーンスター」の評価を得た。ガイドの発売は22日。(編集委員・長沢美津子)
●ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022 掲載されたレストランは?
【星のついた店の数】
三つ星 京都9店、大阪6店
二つ星 京都19店、大阪11店、和歌山2店
一つ星 京都83店、大阪82店、和歌山6店
【ガイド初版の09年から三つ星を維持している店】
瓢亭(京都市左京区)
菊乃井本店(京都市東山区)
【新たに二つ星になった店】
ぬま田(大阪市北区)
ヴィラ アイーダ(和歌山県岩出市)
鮨 義心(和歌山市)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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