布田一樹
福岡ペイペイドーム(福岡市中央区)の選手用ロッカールームからプロ野球選手のグローブなどを盗んだとして、福岡県糸島市の清掃員が窃盗罪で福岡地裁に起訴された。29日の公判で、被告は福岡ソフトバンクホークスや東京ヤクルトスワローズの選手の道具を盗んでいたことを認めた。
起訴されたのは中浜英寿被告(23)。起訴状などによると、被告はホークスの和田毅投手のグローブ(約10万円相当)を盗んだとして窃盗の罪で9月に起訴された。また、ヤクルト山田哲人選手のバッティンググローブ2セット(計約2万円相当)を6月に、ホークスの千賀滉大投手、今宮健太選手、和田投手のグローブなど3点(計約21万円)を8月に盗んだとして11月までに追起訴された。
29日にあった追起訴分の公判で検察側は、被告が盗んだ用具の画像をLINEで買い取り業者に送って査定してもらい、売却で得た金を遊興費に充てていたと指摘。「清掃人の立場を利用した球団関係者の信用を裏切る悪質な犯行」として懲役2年を求刑した。判決は12月6日。(布田一樹)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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