7日午前0時50分ごろ、東京都荒川区東尾久4丁目の和菓子店の冷蔵庫から、近くに住む大学1年木津いぶきさん(18)の遺体が見つかり、店の経営者で父親の英喜さん(43)がさいたま市内の河川敷で首をつって死亡しているのが発見された事件で、和菓子店の近隣住民は一様に驚いた表情を見せた。
自営業女性(66)によると、和菓子店は約15年ほど前に開業。木津さんは徒歩約10分ほどのマンションで、両親、中学生の弟と4人暮らしだったという。「父親は口数が少なかったけど、穏やかな人。奥さんと店を切り盛りしていて、季節のお菓子がおいしかった。娘さんが小さいころはお店に来たりしていて、家族仲良さそうだった。信じられない」。60代男性は「娘さんはかわいくて、ちゃんとあいさつするようないい子だった」と話した。
近くで花屋を営む女性(71)は父親について「朝から晩まではもちろん、休日も店に来ることがあり、真面目によく働いていた。娘と息子が小さい時は店から一緒に自宅に帰ったり、子供たちと一緒に保護猫を引き取りに来たりと、子煩悩な人だと思った。とてもお子さんを大事にしていたのになぜ」と絶句した。
さらに「娘にバレエを習わせたり、子供を私立の学校に通わせたりと、家族の幸せを考える一方、店は賃貸で、店内にはお花を飾らなかったりとぜいたくはせず、質素だった。自宅用にマンションも買って、無理していたところもあったのでは」と話した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース