細沢礼輝
JR東日本と京急電鉄は、品川駅西口エリア(東京都港区)で進める再開発計画の概要を公表した。現在、高架構造となっている京急品川駅の線路とホームを地上に降ろし、高さ約150メートルの複合ビルなど3棟を建設。2030~36年度の完成を見込んでいる。
対象地域は、八ツ山橋付近からJR品川駅北側に至る約3万3500平方メートル。このうち、京急品川駅がある「南街区」には、オフィスやホテルが入る地上28階建てビルと、地上9階建てビルが建設される。JR東日本が事業主体となる「北街区」には、地上28階建てビルが建設される。
同エリアに隣り合うJR高輪ゲートウェイ駅前の再開発では、1872年の鉄道開業時の遺構である高輪築堤が出土した。両社は「丁寧に文化財調査を行い、出土状況に応じて有識者らに意見を求め、必要ならば計画を見直す」としている。
品川駅付近はリニア中央新幹線の始発駅となるほか、東京メトロ南北線が延伸を予定。西口駅前では、京急とトヨタ自動車が超高層複合ビルの建設を進めている。(細沢礼輝)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル