秋篠宮邸の改修や次女佳子さまのお住まいをめぐり、宮内庁による説明が不十分だったと批判を受けている。公金を使った改修にもかかわらず、「私的な事柄」として長期間、佳子さまの住んでいる場所を説明してこなかった。また、経費の削減を目的に当初の計画を変更したとしながら、削減額も示せていない。識者は「国民の視点に立った広報ができていない」と指摘。皇室への理解を得るための情報発信のあり方が問われている。
突然の公表も、削減額は示せず
「経費を削減する目的で、眞子内親王殿下(当時)ならびに佳子内親王殿下が、分室(旧御仮寓所〈ごかぐうしょ〉)に引き続きお住まいになるよう計画を変更することとなりました」
秋篠宮家を支える加地隆治皇嗣職大夫は6月末の定例会見で、昨年9月に改修工事を終えた秋篠宮邸に佳子さまは引っ越さず、隣の旧御仮寓所に引き続き住んでいることを明らかにした。秋篠宮邸の改修工事には、総工費約30億2千万円が投じられている。
旧御仮寓所は約9億8千万円で新設され、秋篠宮邸改修後は、代替わりで大幅に増えた職員の事務室などとして活用すると宮内庁は当初説明していた。
佳子さまのお住まいをめぐっ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル