清流・四万十川を水風呂として楽しむサウナが18日、登場した。軽トラックに乗ったサウナと、約5分で組み立てられる移動式のサウナ。四万十川とサウナをこよなく愛する男性2人が考案した。
2人は、高知県四万十市の木工業宮崎聖さん(42)と、四万十町の地域おこし協力隊員吉田健一さん(31)。
宮崎さんのサウナは四万十ヒノキで作った高さ150センチ、幅140センチ、奥行き190センチ。軽トラの荷台に乗る。約70度の温度でじわっと汗が出る。「汗をかいてすぐに四万十川に入れるには軽トラがいいと考えた。川まで10歩です」と笑う。吉田さんのサウナも四万十ヒノキ製で、高さ1・6メートル、1・6メートル四方。70~80度の温度設定だ。
2人はこの日、同市のカヌーとキャンプが体験できる施設「かわらっこ」周辺で開催されたイベントに参加した。家族連れもサウナを体験。同市の宮本梓左さん(35)と次女の中学1年生琴音さん(12)も汗を流した後、川の冷たい水に飛び込んだ。「最高です。水も風もとても気持ちいいです」と笑顔で話した。(笠原雅俊)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル