四国地方は、先月終わり頃からの日照時間が、各地で平年の半分以下の40~50時間ほどになるなど、ぐずついた天気が続いています。
四国地方の平年の梅雨明けは7月18日頃で、もう真夏の強烈な日差しが照りつけてもおかしくない時期に来ていますが、今年は梅雨の出口がなかなか見えてきません。
梅雨明けは再来週以降におあずけか
きのう(7月16日)高松地方気象台から最新の1か月予報が発表されました。
向こう1か月(7/18~8/17)の四国地方は、降水量は平年並みか平年より多く、日照時間は平年並みか平年より少ない予想となっており、少なくとも来週いっぱいは曇りや雨の日が多くなる見込みです。再来週以降は、勢力を強める太平洋高気圧に覆われるため、平年と同様に晴れる日が多くなるでしょう。
四国地方は、昨年の梅雨明けも7月25日頃と平年よりかなり遅くなりましたが、今年は昨年以上に梅雨明けが遅くなる可能性が高そうです。なお、四国地方の梅雨明けの最も遅い記録は1954年の8月2日頃ですが、太平洋高気圧の勢力がなかなか強まらなかった場合は、その記録にかなり近づくかもしれません。
週間予報 来週初めにかけて晴れ間が出るも、その後はぐずついた天気に
向こう一週間の天気を見ると、来週月曜日頃までは四国付近は梅雨前線の影響が小さいため、雲は広がりやすいものの、各地で晴れ間も出るでしょう。日中の最高気温は、30度前後まで上がる予想で、熱中症にも十分注意が必要な暑さになりそうです。ただ、来週火曜日以降は、前線や湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨のぐずついた天気が続くでしょう。 四国地方には「日照不足と長雨に関する情報」が発表されています。今後もしばらくは、日照時間が少なく、降水量の多い状態が続く見込みですので、農作物の管理等に十分ご注意下さい。
日本気象協会 四国支店 西川 大輔
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment