大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師の男2人が教え子2人への盗撮容疑で逮捕された事件で、警視庁はこのうち森崇翔(そうしょう)容疑者(24)について、別の教え子の小学生3人を盗撮した疑いで、24日にも東京都迷惑防止条例違反容疑で書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
警視庁は他にも4人前後の教え子を盗撮した疑いがあるとみており、同条例違反や性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで書類送検する方針。被害者は当時7~12歳の9人程度になる可能性がある。
捜査関係者によると、森容疑者は5月以降、当時講師を務めていた四谷大塚の都内の教室の教え子だった女子児童3人を盗撮した疑いがある。
森容疑者が、教え子以外の少女の性的な画像データなど1万点以上を所持していた疑いも判明。鑑定の結果、画像のうち少なくとも3人は18歳未満と判断し、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑でも書類送検する。森容疑者がネットなどで入手したとみている。
森容疑者は、当時9歳の女子児童を盗撮した容疑などで8月に逮捕され、この児童への強制わいせつ容疑などで再逮捕された。同僚の元講師の男(27)と共謀し、当時7歳の女子児童を盗撮した性的姿態撮影等処罰法違反容疑でも逮捕された。
森容疑者は教え子数人の写真や住所などをSNSへ投稿しており、警視庁は10月、森容疑者を個人情報保護法違反容疑で、法人としての四谷大塚も情報管理が不十分だったとして、同法違反容疑で書類送検した。(御船紗子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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