KDDIの通信障害では緊急通報ができなくなり、物流や金融などにも影響を与えた。利用者への情報提供も不十分で、KDDIには徹底した検証が求められる。
復旧作業には、約40時間という異例の長さを要した。KDDIによると、複数の事案が連鎖して起こったことが、障害が長期化した背景にあるという。
発端となったのはデータを仕分けする「コアルーター」のメンテナンス作業だ。2日午前1時半ごろ、作業の一環としてデータが通る経路を変更している最中に何らかの理由で障害が起き、音声通信が約15分間不通となった。復旧のために経路を元に戻したところ、午前2時20分ごろに音声をデータに変える交換機にアクセスが集中。全国で回線が渋滞する「輻輳(ふくそう)」が発生した。
これにつられる形で、加入者…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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