困窮者を支えるムスリム 「国は異文化への理解を」

 東京都豊島区にモスク「マスジド大塚」を構える、日本イスラーム文化センター事務局長、クレイシ・ハールーンさん(55)は、モスクに集う仲間たちと、生活困窮者への炊き出しや難民支援を続けている。コロナ禍では、各家庭で余った食品を集めて地域の子ども食堂などへ配る、フードドライブを軌道に乗せた。

 「新型コロナの影響で雇い止めになり、寮を追い出されてしまった」

 「精神疾患があって働けないことを家族が理解してくれない」

 クレイシさんのもとには、さまざまな相談ごとが寄せられる。日本人も外国人も、ムスリム(イスラム教徒)でない人も訪れる。

コロナ禍は、私たちが直面する現実を浮き彫りにし、置き去りにされた課題を可視化しました。31日の衆院選投票日、人々は何を託そうとしているのでしょうか。私たちの現在地を写真でお伝えします。

 「宗教や肌の色、話す言葉に…

この記事は会員記事です。残り978文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment