囲碁の史上最年少プロ棋士、仲邑菫(なかむらすみれ)初段(10)が23日、大阪市中央区の関西棋院であった第14回広島アルミ杯・若鯉(わかごい)戦の予選1回戦で羽根彩夏(はねあやか)初段(17)に時間切れ勝ちした。仲邑初段は公式戦の連勝を4に伸ばした。午後1時半からは予選準決勝が始まっており、勝てば夕方に本戦出場をかけた決勝もある。
若鯉戦は若手棋士(30歳以下で七段以下)による棋戦で、1手30秒の早碁。
午前10時から始まった対局は、終盤になって激しい競り合いになった。両対局者は、一手打つたびに対局時計を押し、秒の進行を止める必要があるが、最後は羽根初段が対局時計を押すのを忘れてしまい、仲邑初段が黒番343手時間切れ勝ちした。
終局後、仲邑初段は「難しい碁でした」とコメント。一方の羽根初段は「中盤まではいいと思っていたが、終盤のヨセで追いつかれてしまった」と話した。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル