囲碁の日本棋院から受けた対局停止処分が凍結された元名人の依田紀基九段(54)が2日、約2カ月ぶりに対局した。名人戦予選で同門の弟弟子、趙善津(ちょうそんじん)九段(49)に白番中押し勝ちし、復帰第1戦を飾った。
依田九段は2月12日、棋院執行部を中傷するツイッターを投稿したなどとして半年間の対局停止処分を受け、対局続行を求める仮処分を東京地裁に申請。3月11日、両者は地裁の和解勧告を受け入れ、本訴で処分の是非が決着するまで対局が認められた。依田九段は今月下旬に提訴する方針。処分不当が認められなければ処分が再開される。
処分以来、不戦敗を4回重ねてきた依田九段は「調子は悪くない。こういう状況で勝つことが、ファンへの恩返しだと思っている」と話した。(大出公二)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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