囲碁の芝野虎丸名人が、7月に開幕する世界最高峰の団体戦「中国甲級リーグ」に参戦することが決まった。日本選手の参戦は2017年の一力遼八段以来。新型コロナウイルスによる渡航制限のため、主催国の中国以外の選手はネット対局で打ち、来冬までのリーグ戦を戦う。
甲級リーグは16チームで構成され、総当たり戦で覇を競う。現在世界最強とされる柯潔(かけつ)九段ら中国選手を中心に、韓国からも例年朴廷桓(パクジョンファン)九段らオールスターが参戦している。1チーム6人まで登録でき、チーム対抗戦には4人が出場する。
芝野は山東省の「山東日照大象房屋チーム」からオファーを受け、参加。范廷(はんてい)鈺九段ら3人の世界チャンピオン経験者を擁する強豪チームだ。現在挑戦中の本因坊戦七番勝負や8月開幕の名人戦七番勝負と日程が重なる可能性があり、全試合出場は難しそうだが、タイトルホルダーゆえに出場機会が減った世界を舞台に、進化を続ける棋力を試す。(大出公二)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment