第45期囲碁名人戦リーグ挑戦者決定戦(朝日新聞社主催)は9日、河野臨九段―山下敬吾九段戦が東京・市ケ谷の日本棋院であり、河野が白番1目半勝ちした。河野は他のリーグメンバー8人に先んじて全対局を終え、4勝4敗でリーグ残留を決めた。河野は終局後の取材に「負けがこんでいて、名人戦リーグも厳しいなと思っていたので、幸運でした。ほっとしています」と話した。山下は2勝5敗となり、次局の8月最終ラウンドの許家元八段(4勝3敗)に負ければリーグ陥落が確定。勝っても残留を争う他の競合棋士の成績によっては陥落する崖っぷちに立たされた。
また本局の結果により、リーグ序列7位の許も、最終ラウンドの山下戦を待たずに残留することが決まった。
現時点でリーグ残留6枠のうち、優勝争いをしている井山裕太棋聖(6勝0敗)と一力遼八段(6勝1敗)を含む4枠が確定。残る2枠を、リーグ序列5位の山下、1位の張栩九段(2勝4敗)、4位の羽根直樹碁聖(2勝5敗)、6位の村川大介九段(2勝4敗)、7位の林漢傑八段(2勝4敗)5人で争うデッドヒートになっている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment