囲碁名人戦の挑戦権、一力八段がリード 無敗対決を制す

 芝野虎丸名人(20)への挑戦権を争う第45期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は27日、ともにここまで無敗の一力遼八段(22)と許家元(きょ・かげん)八段(22)が対戦。一力が204手で白番中押し勝ちし、3勝0敗と星を伸ばした。敗れた許は3勝1敗と一歩後退した。

 本局まで、リーグ出場9人のうち無敗はこの2人と、3期ぶりの名人復位をめざす井山裕太棋聖(30)=3勝0敗=の3人のみとなっていた。戦前から優勝候補に挙がっていたこの三者の直接対決がリーグ優勝を左右するとみられていたが、その緒戦を一力が制した。

 一力の次戦は、井山。今度は3勝0敗同士の大勝負となる。敗れた許は、これで対一力戦1勝8敗に。苦手を相手に、3月の本因坊戦リーグでも同星首位で顔を合わせる。(大出公二)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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