図書館にゲーム置いたら… 最先端の高校、表現力や知識量アップにも

 学校の図書室に40種類のゲーム! そう聞いて、「図書室に置くのは不謹慎」と思うのは昭和世代の感覚かもしれない。いまや学校の図書室にボードゲームなどがあってもおかしくない、いやむしろ有用とさえされている。最先端を行くのは、京都府京丹後市にある丹後緑風高校久美浜学舎の「くみこう図書館」。ゲームをやってもらうためだけに置いてあるわけではないようで――。

 くみこう図書館の一角にゲーム類はある。定番の囲碁・将棋はもちろん、ボードゲームやカードゲームも。

 例えばカードゲームの「カタカナーシ」。出題者はカードにあるカタカナ言葉をカタカナを使わずに説明し、回答者が当てる早さを競う。「ワードバスケット」は最初と最後の音が指定されたしりとりのカードゲームだ。

 学校図書館司書の伊達深雪さんがゲームを置いたのは、久美浜学舎の前身、久美浜高校時代の2017年。当時行っていた「朝の10分間読書」が「朝の読書大賞」優秀校に選ばれ、副賞をゲームの購入に充てた。翌年は大賞に選ばれ、さらに購入した。

 図書館を人々の交流の場とす…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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