【香川】国の近代化産業遺産群に認定されている高松琴平電気鉄道(ことでん)の橋脚に落書きが見つかった。琴平線香東川橋梁(きょうりょう、高松市円座町)の橋脚2基の両面に計4カ所あり、スプレーで描かれたとみられる。大きなもので幅約2・5メートル、高さ約2メートル。12日にことでんの担当者が確認し、被害届を出した。高松南署が器物損壊の疑いで調べている。
ことでんは塗装業者に落書きの消去を依頼した。工務部の稲田誠・課長補佐は「駅での落書きはあるが、橋梁は初めてではないか。景観が損なわれるので、やめていただきたい」と話している。
橋梁は1926(大正15)年に円座―一宮間に完成。石積みの橋脚は珍しく、近代化産業遺産群として経済産業省に認定されている。
近所の女性(68)によると、橋梁周辺の河川敷は県が管理しており、車の乗り入れはできないが、夜間は真っ暗という。(福家司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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