吉沢英将
関東甲信を中心に予想されている大雪の影響で、連休明けの14日朝の通勤・通学に影響が及ぶおそれがあるとして、国土交通省は13日、企業などにテレワークを活用するよう求めた。高速道路の通行止めや公共交通機関の乱れが生じる可能性があるという。
国交省などによると、JR久留里線では13日夜~14日朝に上下線計9本を、中央線特急の「あずさ」「かいじ」で13日夜に上下線計5本を運休するという。
首都高速道路でも、東京都心で10センチの積雪を記録した1月6日に立ち往生が発生したことなどをふまえ、降雪時には8路線で予防的な通行止めを実施するという。
気象庁によると、関東など太平洋側に雪をもたらす「南岸低気圧」が本州の南を東へ進んでいる。上空の寒気の影響もあり、14日朝にかけ関東甲信では広い範囲で雪や雨が降るという。気温が予想よりも低く、降水量が多くなれば、東京23区でも警報級の大雪となるおそれがあるという。
関東甲信では10日にも、南岸低気圧などの影響で山沿いを中心に大雪となり、東京都心でも2センチの積雪を観測した。同庁は、10日の雪は雨交じりの時間が長かったが、今回は雪として降る時間が長くなるとみている。気象監視・警報センターの足立勇士所長は取材に「平地の降雪量は、前回10日よりも多くなる見込み」と述べた。
14日正午までの24時間に予想される降雪量はいずれも多いところで、山梨県30センチ▽長野県、神奈川県(西部山地)20センチ▽静岡県(山地)18センチ▽群馬県(北部山地)、栃木県(山地)、埼玉県(秩父地方)、東京都(多摩西部)15センチ▽東京23区、茨城県8センチ▽千葉県(北西部)5センチ――など。(吉沢英将)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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