国交省が豊田織機の工場に立ち入り検査へ エンジン試験不正受け

角詠之

 豊田自動織機がディーゼルエンジンの試験でも不正があったと発表したことを受け、国土交通省道路運送車両法に基づき、30日午前に同社の碧南工場(愛知県碧南市)に対し立ち入り検査すると発表した。関係者への聞き取りのほか、関係書類を精査するという。今後、不正の内容を明らかにして、大量生産に必要な「型式指定」の取り消す必要があるかどうかも確認する。

 国交省は昨年4月に、主にフォークリフト用のディーゼルエンジン2機種についての型式指定を取り消しているが、そのほかの6車種について、基準適合性を確認するまで出荷の停止を求めることも明らかにした。内訳は、フォークリフト用2車種と建設機械用1車種、自動車用エンジン3車種となっている。

 また、同社が「排ガス規制超過が判明した」と明らかにした建設機械用エンジンについては、エンジンを積んでいる建設機械メーカーと協力して、必要があればリコールをするよう求めた。

 トヨタグループをめぐっては、トヨタ自動車の子会社であるダイハツの本社(大阪府池田市)に対しても昨年12月、国交省が立ち入り検査に入っている。その後、3車種について型式取り消しをした。(角詠之)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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