国内最大級の岩壁が小豆島に クライマーの「世界的な聖地」にと期待

 かつて良質な石材の産出地として知られた香川県小豆島がロッククライマーの熱い視線を浴びている。岩を愛するクライマーの9年にわたる「開拓」を経て、昨年末、国内最大級の岩場、赤嶽(あかだけ)がオープンしたのがきっかけだ。「日本離れしたスケール」と評判が広がり、世界的な聖地になりうるとの期待も高まっている。

 「気持ちいいなぁ」

 雨上がりのゴールデンウィーク(GW)。数十メートル上空の岩壁に張り付いたクライマーが声をあげた。

 赤嶽(土庄町大部)は、景勝地・寒霞渓の北側、県道脇の山道を30分ほど歩いた先にある。夕日に照らされた岩壁が赤く見えることからその名がつけられ、周辺には、かつて建築資材に使われる石材を切り出す石切り場もあったとされる。

 東京から仲間3人と初めて訪れたという会社員の女性(44)は「日本の岩場は小ぶりな岩が多いが、ここは海外並みのスケールで感動しました」。SNSでも話題になっているという。

■「本当に日本なのか」…

この記事は有料記事です。残り1219文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment