愛知県北名古屋市は28日、冷凍庫の不具合によってファイザー社製の新型コロナウイルスのワクチン1765バイアル(約1万1600回分)を廃棄したと発表した。別の冷凍庫などで同社製のワクチン約2万6千回分を保管しているため、今後の接種スケジュールに影響はないとしている。
市によると、冷凍庫は今月18日夕方には正常に作動していたが、週明け21日午前8時ごろに出勤した職員がアラームが鳴っているのに気づいた。操作パネルを触っても反応がないため再起動させたところ、庫内温度がマイナス94度と表示された。
普段はマイナス75度に設定しており、「ワクチンの保管温度を逸脱していた可能性が否定できない」として廃棄を決めたという。冷凍庫はコロナ禍に入ってから、国から支給されたものだった。(山本奈朱香)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル