再生医療のために備蓄しているiPS細胞について、京都大iPS細胞研究所が、国内での使用を想定してきた方針を転換し、企業が米国でも使いやすくなるよう許認可などの支援に乗り出すことがわかった。iPS細胞の臨床応用に消極的だった欧米が近年、急速に研究開発を加速させており、国産のiPS細胞を使った再生医療が世界市場に乗り遅れかねないとの危機感が背景にある。
山中伸弥所長が、朝日新聞の単独インタビューで明らかにした。
欧米ではこれまで、受精卵に由…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル