国葬の警備、「国の威信をかけて」 二之湯国家公安委員長

 二之湯智国家公安委員長は28日の定例の記者会見で、9月27日に行われる安倍晋三元首相の国葬について、「世界各国からの要人を含め皆さまに安心して参列いただけるよう、我が国の威信をかけて警備に万全を期すよう警察庁を指導する」と述べた。

 安倍氏が奈良市で演説中に銃撃され殺害された事件で、警察庁はチームを設け、警護警備の問題点を検証する作業を進めている。二之湯氏は、警察庁が8月中にまとめる検証結果をふまえながら国葬の警備に取り組む考えを示した。

 また二之湯氏は、この日開かれた国家公安委員会の定例会合で警察庁から検証の状況について報告があった、と説明。「委員からは様々な角度から非常に厳しい意見が出された」と述べた。意見の内容については「今後の自由な議論に影響があるので控える」とし、「事実関係をしっかりと解明し、問題点を明らかにした上で、警護警備の強化にむけた見直しを図る」と語った。(編集委員・吉田伸八

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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