2030 SDGsで変える
大切な食べ物の産地に消費者が移り住み、地域の持続可能性を高めようと地元の人と力を合わせる、山形県酒田市の移住・交流拠点「TOCHiTO(とちと)」。その交流スペースで10月下旬、初の「子ども食堂」が開かれた。
今年完成した「とちと」には、生活協同組合・生活クラブ連合会の呼びかけに賛同した23人が移り住んできました。取り組みの経緯や狙いとは。SDGs取材で朝日新聞と連携するジャーナリストの国谷裕子さんも現地を訪れ、取材しました。
主に都市部から移って来た居住者たちの間では、地域で子ども食堂を開くアイデアもある。活動の参考にしようと、まずは地元の「庄内ちいき食堂」に声をかけて会場を提供し、移住者も手伝う形を取った。地元のひとり親家庭など14組45人が来場。おにぎりや芋煮を味わったり、おもちゃや絵本で遊んだりして楽しんだ。
「とちと」と横浜市で2拠点生活を送る猪股順子さん(62)は準備や片づけを手伝い、来場者と交流した。「和やかでよかった。この場所でみんなと子ども食堂が開ければ」
現地を今年夏に訪れたジャーナリストの国谷裕子さんが驚いたのは、多様なキャリアやライフステージの入居者たちが、地域での自分の役割を積極的に探そうとする姿だ。
リモートワークをしながら…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル