国土交通省は28日、国道沿いにある中古車販売大手ビッグモーターの111店舗のうち、10店舗の前で植樹がこの5年ほどの間に枯死したと発表した。一方、同社は同日、複数の店舗で「清掃活動で使った除草剤などで枯れた可能性が高い」と公式サイトで謝罪した。
各地の同社店舗前で街路樹や植栽が伐採されたり、枯死したりしていることが明らかになっており、斉藤鉄夫・国交相はこの日の記者会見で「本当に信じられないこと」と懸念を示していた。除草剤をまいた人物が特定できた場合は、「損害賠償を請求する必要がある」と話した。
同社公式サイトによると、同社は全国に263店舗を展開。和泉伸二社長は就任前の25日の記者会見で、全店の出入り口や歩道を含め前後10メートルにわたり雑草やゴミなどがあれば毎朝取り除いているとし、「甘い認識で除草剤をまいて、緑地帯の街路樹や植木に影響を与えてしまったことはあるが、現時点でそういった指導はしていません」と説明した。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル