日米欧ロなどが建設した国際宇宙ステーション(ISS)の運用を2030年で終える計画を米航空宇宙局(NASA)が発表した。31年1月に南太平洋上に落下させて廃棄する構想という。民間が建設する新たなステーションに役割を引き継ぎ、NASAは月や火星の探査に注力する方針だ。
NASAは1日、米バイデン政権が昨年末に決めた30年までの運用延長に基づく計画を公表。計画では、民間に協力して20年代のうちに新しいステーションを建設させ、NASAや各国の宇宙機関は顧客として、民間のステーションを利用する。ISSは、地上約400キロ上空の現在の軌道から徐々に高度を下げ、最終的に南太平洋の上空で大気圏に再突入させるという。
NASAは、米宇宙企業アク…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル