8月31日に94年の歴史に幕を下ろす東京都練馬区の遊園地「としまえん」では30日、大勢の家族連れやカップルが「最後の日曜日」を楽しみ、名残を惜しみながらカメラやスマートフォンで記念撮影を重ねていた。
強い日差しの中、園のシンボルの回転木馬「カルーセルエルドラド」や「サイクロン」など人気アトラクションの順番待ちは最大3時間以上になることも。「流れるプール」からも子どもたちのひときわ大きな歓声が上がっていた。
東京都東久留米市の溜(たまる)佐代美さん(66)は、娘の小倉裕子さん(34)と訪れた。「30年近く前に娘を連れて来た思い出の場所。なくなるのは寂しいですね」(藤原伸雄)
拡大する閉園を前に最後の日曜日を迎えた「としまえん」=2020年8月30日午後1時45分、東京都練馬区、朝日新聞社ヘリから、杉本康弘撮影
拡大する閉園前の最後の日曜日、大勢の家族連れやカップルでにぎわう「としまえん」=2020年8月30日午後3時25分、東京都練馬区、藤原伸雄撮影
拡大する閉園前の「最後の日曜日」を迎えた「としまえん」=2020年8月30日午後1時45分、東京都練馬区、朝日新聞社ヘリから、杉本康弘撮影
拡大する最後の日曜日となった30日、園内は家族連れらでにぎわった=2020年8月30日午後4時21分、東京都練馬区、藤原伸雄撮影
拡大する人気アトラクションの回転木馬「カルーセルエルドラド」を楽しむ人たち=2020年8月30日午後1時50分、東京都練馬区、藤原伸雄撮影
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル