静岡県の認定こども園で、園児が送迎バスに置き去りにされて亡くなった。子どもの安全を守るために、どうすればよいのか。「#ニュース4U」で、「ヒヤリハット」の経験や事故防止のための工夫、園とのコミュニケーションの取り方などについて、保護者や保育の経験者らに尋ねた。
東京都の認可外保育園で園長を10年以上務めた50代の女性は、最後に園長をした園に赴任したとき、あぜんとした。表の門はカードキーがないと入れないようになっていたが、裏門や保育室の窓は開けっ放し。それでも職員たちは気にしていない様子だったという。
コロナ禍の3年間は、感染対策の清掃、書類作成など仕事が増える一方、職員は増えないまま。リスクが高まっていると指摘する。
さらに、感染防止のため保護者が園内に入れないルールができ、職員と話をする機会が減ったことで、「園が不透明になり、緊張感が低くなった」。外部から目が届きにくくなることで「職員がなれ合いになれば、『誰かが見ているでしょう』という気持ちになってしまう」という。
園の運営で気になることがあるときはどうすればいいのか。女性は「私はお互いにわかっていたいと思っていたので、疑問点は聞いてほしかった。どんどん(園に)聞いて」と話す。
「あやふやな答えしか返ってこなければ危ない園。保育園に入り込んで保育士や園長、経営者、子どもたちの声や顔を観察してほしい。どれだけ透明性があるか。それが安全な園を選ぶこつだと思う」
保護者から、園バスでの事故防止策やヒヤリハット事例も寄せられた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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