佐々木亮
福岡県中間市の双葉保育園で今年7月、送迎バスに閉じ込められて亡くなった倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5)の遺族は21日、県と市が園に2度目の改善勧告を行ったことについて、代理人弁護士を通じてコメントを公表した。
遺族は「当時の園に対して不信感を抱いておりましたが、今回の改善勧告で遺族も把握してなかった事実が指摘されており、大変驚くとともに園に対する不信感をますます募らせています」としている。
冬生ちゃんは7月29日、朝の送迎バスに閉じ込められ、熱中症で死亡した。バスは当時の園長が1人で運行していたが、全員の降車を十分に確認しないままバスを施錠していた。他の保育士らも冬生ちゃんが園にいないことに気づかず、保護者に欠席の確認もしていなかった。(佐々木亮)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル