上保晃平 古畑航希
性的少数者への理解や差別解消を呼びかけるイベント「さっぽろレインボープライド」が16、17の両日、札幌市中心部であった。17日のパレードには性的少数者や支援者など900人以上が参加。多様な性を象徴する虹色の旗やプラカードを掲げて街を歩いた。
「さっぽろレインボープライド」は2018年に始まり、今年で6回目。今回のテーマは「#雨上がりの札幌は美しい」で、性的少数者などへの土砂降りのような差別がなくなり、晴れた空に虹がかかってほしいとの願いを込めた。
パレードは午後2時すぎにスタート。「レインボーフラッグ」やメッセージが書かれたプラカードを掲げ、大通公園周辺や札幌市時計台前など約3キロを1時間ほどかけて歩いた。途中で小雨が降ったが、沿道にも多くの人が集まった。
虹色の傘を差して沿道から手を振った札幌市豊平区の山口たかさん(73)は「いろんな性のあり方があって、誰もが尊重されるべき。応援している人はたくさんいると伝えたかった」と話した。
終了後、参加者らは雨上がりの空にシャボン玉を飛ばし、多様な生き方を認める社会の実現を願った。(上保晃平、古畑航希)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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