伊藤和也
昨年1年間に在留資格を取り消された外国人は1210人で、過去最多だった前年よりさらに217人(21・9%)増加した。出入国在留管理庁が21日発表した。取り消された資格は「技能実習」と「留学」で9割近くを占め、実習先から失踪した技能実習生や学校を除籍された留学生が就労した例が目立つという。
入管庁によると、在留資格別で最も多かったのは技能実習の561人で、全体の46・4%に上り、次いで留学が524人で43・3%だった。それぞれ前年より225人、97人増えた。
国籍・地域別では、ベトナムが最多の711人で全体の58・8%。続いて中国の162人が13・4%だった。両国は昨年末時点の在留外国人数の上位2カ国で、ベトナム人は技能実習の55・2%、中国人は留学の44・6%を占め、それぞれの資格で最も多かった。
在留資格を取り消されると、退去命令に応じて自ら出国するか、強制退去手続きで退去処分が決まれば送還される。(伊藤和也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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