地下350m「巨大なアリの巣」施設 研究期限の延長で将来に不安も

 工事用エレベーターが暗闇に吸い込まれていく。立て坑を下がると、約3分で地下約250メートルに達した。

 北海道北部の幌延町の丘陵地帯に、日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センターの施設が広がる。原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の地層処分を研究している。

 坑道が縦横に張りめぐらされ、巨大なアリの巣のようになっている。これまで地下約350メートルで地下水や物質の状況を調べてきた。

 今秋には2025年度の完成…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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