地元産の再エネ電力で天守閣照らす 広がる「再エネ100%」自治体

 趣深い天守閣や石垣が闇の中に浮かび上がる。丹波を平定した明智光秀が築き、一度は取り壊されたものの再現された福知山城だ。

 ライトアップする電気は、昨年10月から再生可能エネルギー100%になっている。天守閣のある城としては全国で初めて。城がある京都府福知山市のエネルギー・環境戦略課主査、岩木保憲さん(36)は「福知山城は市の象徴。地元の再エネに照らされていることに誇りを感じる」と言う。

 電気は地元の新電力会社「たんたんエナジー」が供給する。気候変動対策や地域活性化に取り組む人らが出資し、2018年12月10日につくった。その21年前に開かれた地球温暖化防止京都会議(COP3)の最終日にあたる日だ。この時の市民活動の流れをくむ環境NGO「気候ネットワーク」のメンバーも役員に名を連ねる。

 市は出資こそしていないもの…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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