都道府県から奨学金を貸与される見返りに、卒業後は一定期間、指定された地域で医療に従事する大学医学部の地域枠制度を巡り、東京医科大病院(東京都)を含む五つの病院が2018年度中、勤務地制限に反する地域枠出身者を研修医として採用していたことが5日、分かった。厚生労働省は不適切な採用だったとして、これらの病院への補助金減額を検討する。
医師不足地域解消に向け、医学部は地域枠に限って臨時の定員増を認められてきた経緯があり、勤務地制限を無視した採用や就職は制度を形骸化させる恐れがある。
厚労省によると、5病院には国からそれぞれ1千万円前後の補助金が交付されている。
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