地方にも広がるタワマン開発 三大都市圏以外で16棟が今年完成予定

 タワーマンションタワマン)開発が地方にも広がっている。タワマンは一般に20階以上の超高層マンションを指す。不動産調査会社の東京カンテイによれば、今年完成予定のタワマンは東京・名古屋・大阪の三大都市圏以外で16棟2698戸にのぼる。三大都市圏(31棟1万1164戸)に比べれば市場は小さいものの、昨年に完成した12棟1805戸を上回る。

 今年完成予定のタワマンのひとつ、JR札幌駅にほど近い「ONE札幌ステーションタワー」は地上48階建て全624戸で、北海道では最高層・最大となる。最高価格5億円にもかかわらず、販売分の9割以上がすでに売れた。販売する大和ハウス工業は「投資目的の購入は3割ほど。あとは実需で、既存の住宅を売らずにセカンドハウスなどとして購入する『買い増し』のほか、リタイア世代を中心に札幌市内など郊外の戸建て住宅から住み替える需要も一定数見られます」と説明する。

 地方での活況について、東京カンテイの高橋雅之主任研究員は背景を二つ挙げる。

 一つ目は、土地の高度利用が…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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