地球温暖化でどんな影響が出ているの?
神奈川県・保谷花音子さん(中1)の質問
ののちゃんのDo科学
ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.com
ののちゃん 地球温暖化の研究が今年のノーベル賞なんだってね。
藤原先生 ノーベル物理学賞を受賞する真鍋淑郎(しゅくろう)さんたちのことね。石油や石炭を燃やすと出る二酸化炭素(CO2)のような「温室効果ガス」によって、地球の空気(大気)があたたまるのが地球温暖化。その研究に早くから取り組んできたことがみとめられたんだって。
のの 昔はこんなに暑くなかったって、大人の人たちが言ってる。
先生 温暖化の影響はもう出ているの。石油や石炭をたくさん使うようになったのは18世紀後半に始まった産業革命から。それから世界の気温は平均で1・1度ほど上がっている。世界の科学者による国連の報告書では、50年に1回しか起こらなかったような暑い日は、10年に1回ほどになっているそうよ。
のの 1・1度でも、影響が出ちゃうんだ。
先生 平均気温がそれだけ上がるのは大きなことよ。日本でも暑い日が増えて、特に異常な暑さを記録した年は1990年代以降に集中している。熱中症の危険が増えたし、果物やコメの育ちかたが悪くなる例もあるの。大雨も増えているし。
のの どうして大雨が?
先生 気温が1度上がるごと…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル