首都圏で7日午後10時41分ごろ発生した最大震度5強の地震。一夜明けた8日朝は、各地で交通が混乱し、一部の鉄道駅では入場規制がかかりました。
コロナ禍で進んだはずのテレワーク。地震という緊急事態で対応することは難しかったのでしょうか。
それぞれの事情を聞きました。
「生産性が上がるから」 出社指示
都内のIT関連会社に勤める営業職の男性(57)は8日朝、普段より30分早く家を出て、最寄りのJR蒲田駅に向かった。午前8時前に駅に着いたが、すでにホームは人であふれ、すし詰め状態の電車を1本見送り、会社までたどり着いた。
この日の朝は会社で打ち合わせの準備をする必要があったため、出社した。夜間の急な地震で、予定の変更は難しかったという。
緊急事態宣言中は、原則「出勤3割」とされていたが、宣言が明けたとたん、「毎日出社」するように会社から指示された。理由は「生産性が上がるから」。
だが、「お客さんとの打ち合わせは自宅からウェブ会議でできたのに、今はわざわざ会社に行って同じことをしている」のが現実だ。
「感染はまだ完全に収まっていないし、毎日出勤する必要はあるのか」と漏らした。
業務の特性上、テレワークが難しいという人もいる。
金融機関勤務の男性(32)は8日朝、埼玉県戸田市から普段通り都内の職場に出勤した。早めに家を出たが、電車が遅れたため、到着は普段より遅れたという。
業務では扱う個人情報が多く…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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