地震後初めて輪島へ、山梨から甲子園に出る球児らが地元の惨状に衝撃

 明るく元気に野球をする姿を届けたい――。3月18日に開幕する第96回選抜高校野球大会能登半島地震で被災した石川県から出場する、星稜(金沢市)と日本航空石川(輪島市)の選手らが28日、地元の首長たちを表敬訪問した。

 日本航空石川は学校が被災し、選手たちは山梨県に身を寄せて練習を続ける。宝田一慧(ほうだいっけい)主将ら一部のメンバーがこの日、能登半島地震以来、初めて輪島市に戻った。出迎えた坂口茂市長は「感動を与えてほしい。甲子園がんばって」と期待をかけた。

 一行は大規模火災にあった地元のシンボルの朝市にも立ち寄った。変わり果てた光景に宝田主将は、「高校生活の思い出が詰まっている。ショックだった。でも、つらい思いをされている方がたくさん居ると思う。この光景をチームメートに伝えて、がんばりたい」と語った。

 チームは山梨県にある廃校の…

この記事は有料記事です。残り353文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment