能登半島地震の被災地では、多くのスーパーやコンビニが営業できなくなった。そんななか、震災翌日から通常営業を始めたチェーン店がある。人呼んで「ゲンキー最強」。
北陸発のドラッグストアチェーン「ゲンキー」(本社・福井県坂井市)。石川県輪島市にあるゲンキー河井店は、「輪島朝市」から南東に600~700メートルほどのところにある。地震ではドアのガラスが割れ、商品が床に散乱した。そんな中でも、翌日から通常営業している。
震災から1カ月たった2月1日には、陳列棚にハクサイやキャベツ、鶏肉などが並んでいた。訪れた客たちは総菜のカレーやおにぎり、冷凍食品などをかごに入れ、レジの前に列をつくった。
ゲンキーは1988年、福井市で1号店を開いた。現在、福井県、石川県、愛知県などで400を超える店舗を展開している。特に被害が大きい奥能登の2市2町には6店舗ある。
ゲンキー本社によると、元日は休業だった。地震発生直後、従業員の安否や店舗の被害状況を確認。奥能登の店舗では天井が落ちたり、ガラスが割れたりしたが、従業員は全員無事だったという。
営業再開は「2日午前10時」を予定していた。どうするか。藤永賢一社長や店舗の運営部長らは、本社に集まって話し合った。
「本社から応援は何人出せる…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル